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HRM(ヒューマン・リソース・マネジメント)の目的と必要性とは

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昨今注目されるHRMですが、そもそもなぜ、HRMが必要なのでしょうか?
HRMの意味をもとに、今後求められる人材マネジメントについてお伝えいたします。

HRMとは

HRM は、Human Resource Managementの略称で、一般的に人的資源管理、人材の管理(マネジメント)という意味です。人材を経営資源として捉え、有効活用するための仕組みを体系的に構築・運用することを指します。
具体的には、企業戦略を実現するための必要な人的資源の需要を予測し、その後予測に基づいた採用、教育・育成、配置を行います。さらに、組織内で配置した人材を動機付けていくための人事制度も含みます。昨今の日本企業において、HRMの多くは人事部の業務とされています。

HRMの必要性

先ほどお伝えしたHRMの必要性は何でしょうか。以前まで、従業員はコストとして考えられていました。しかし、人的資源管理という考えが広まるにつれ、従業員は「コスト」から「経営における大切な資源」と変化してきました。
通常、会社はいくつかの部署からできており、目的に応じてそれぞれの業務を進めます。効率的にプロジェクトを行うために人材を配置する人事は、とても大事な存在です。しかし、効果的にプロジェクトを遂行するために行うのは、採用や人材の配置だけではありません。
人事は、OJTや研修などの教育、心理効果を用いて、個人の能力や協調性も育てる必要があります。人的資源管理は、人に注視し人を大切にする手法で、会社にとって必要不可欠な考え方として再注目されているのです。

PM(人事労務管理)からHRM(人的資源管理)へ

PM(人事労務管理)からHRM(人的資源管理)へ

今まで、HRMが提唱される前までは、「人のマネジメント」というと「PM」(パーソネル・マネジメント、人事労務管理)を指していました。先ほどお伝えしたように、今までは従業員は雇用主から「コスト」として考えられていたのです。
PM(人事労務管理)とは、人事管理や労務管理のことでHRM(人的資源管理)といわれる以前に浸透していた手法です。会社の業績向上や安定した経営のためには、労働力である「人」を管理する必要がありました。この観点から、人事と労務の面において整備をし、人を管理統制するのです。人事管理には、採用や適切な配置、給与、労働時間や休暇、教育、安全・衛生なども当てはまります。人事といえば、業務環境やそれに付随する事柄の整備とも捉えられていました。

しかし、人は日々成長するもので、育成することができます。人のマネジメントは、大きな変化は起こりにくく、短時間で劇的に成長することは困難ですが、個々にあったOJTや研修などの教育によって、日々成長していきます。
そうした考えから、ここ10年くらいで、従業員に対する大きなパラダイムシフトがありました。いわば、人は教育・訓練や育成のあり方次第で会社にとって非常に重要な資源になりうるという考えです。それが、従業員をコストから、戦略的な資源として考えようという「HRM(ヒューマン・リソース・マネジメント、人的資源管理)」への発想転換です。HRD(ヒューマン・リソース・ディベロップメント)という用語が使われることもあります。

学習院大学教授の守島基博氏は、この先、会社に残された人材戦略は「社員の全員戦力化しかない」と語っています。将来、労働力人口が減り、人材の質が低下すれば、優秀人材にこだわる会社は必要な人材を確保できなくなる時代がやってきます。人事は社員全員を対象としたタレント・マネジメントを進めながら、同時に働き方改革を行うことが要求されます。人材の数に加え、人材の質の低下も大きな問題だとも提唱しています。もし意欲をなくした人材がいれば、それだけでも戦力低下となってしまいます。人材が職場に適応しているかどうかを把握することは、会社にとって重要な課題です。「キャリア採用時にみるべきは、その人の能力が最大限活用されるかどうかです。実は職場への適応のプロセスを現場任せにしている会社は多いのです。人事は採用者の3年後のパフォーマンスをどこまでフォローしているでしょうか」と同氏は語っています。

そもそもタレント・マネジメントを成立させるためには、最初に戦略があり、そのための必要な人材の要素が明確になり、その条件と供給される人材とを適合させることで人が選ばれていくという手段が必要です。社員全体に対してこの作業を行わなければなりません。とにかく優秀な人をまずたくさん確保するというやり方ではなく、その人に5年後に何をやってほしいかという将来を見据えておく必要があります。会社が成長するためには、短いスパンでの育成、丁寧な人材把握、個々を正しく評価する仕組みが不可欠です。

PM(人事労務管理)からHRM(人的資源管理)へ

かつてのPM(人事労務管理)の時代は、人はコストという考えであったわけですが、現在では、人は業績を改善する非常に積極的な手段として、「戦略的な存在」と考えられることが非常に多くなっています。事前に個々の情報をしっかりと分析し、経営戦略に基づいて積極的な人事を行うと、従業員と会社の間に信頼関係が生まれ、お互いに期待する成果をあげることができます。また、仕事を通じて研修の機会を付与すると、それによって人の無限の可能性を引き出すことができます。従業員を育成し成長させることは、会社にとって大きなメリットと成り得るのです。

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