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給与制度・設計

【給与制度の新設・見直しに】給与制度・人事評価制度の種類・メリットやデメリットを解説

社員のモチベーションを左右する重大要素でもある給与には、さまざまな制度があります。今回は、給与制度を検討している企業が気を付けるべきポイントをご紹介します。

給与制度・人事評価制度の種類・メリット・デメリットについて

給与制度や人事評価制度を導入しようとしている企業がまず知っておきたいのは、一般的な各制度の内容やメリット・デメリットです。

給与制度には、一般的に以下の4タイプがあげられます。

  • 年功給(年功制度)
  • 職能給(職能資格制度)
  • 職務給(職務等級制度)
  • 年俸制・業績連動型賞与
    • 年功制度

「年功序列」の言葉から、年功制度はイメージしやすいでしょう。年齢や勤続年数など、在籍期間が長くなるほど、給与がアップしていく仕組みです。昔の日本では、新卒で入社した人が定年まで雇用される終身雇用制度があったこともあり、年功制度が一般的でした。
ただし、転職をする人が増え、中途採用者が増加している現在では、年功制度はなかなか機能しづらい制度です。また、実力ではなく在職年数で給与が上がる年功制度は、現在ではマイナスのイメージを持たれることもあります。
とはいえ、社員にとっては経済的に安定でき、新卒社員の入社と定年退職者との入れ替わりが一定である企業にとっては、人件費を一定に保ちやすいといったメリットもあります。

    • 職能資格制度

職能給は、文字どおり仕事を遂行する能力によって給与額を決定する仕組みです。在職年数、年齢といったわかりやすい指標だけの年功給とは違い、職能給には個人の能力を評価する人事評価が連動します。
職能資格制度の際には、一般的に「情意評価」「能力評価」「成績評価」の3要素を柱として判断します。
情意評価とは、仕事に対する「情」、つまり意欲や態度をみるものです。責任感や協調性、積極性といった社員個人の内面を見て評価をつけます。
能力評価は、社員の知識や技術などの「基本能力」、対人対応などを見る「習熟能力」など、仕事を遂行するうえで必要となる能力の高低を判断するものです。判断する側の能力も求められ、私情を挟まず客観的な視点で評価することが求められます。また、評価する項目は企業や職種・立場によって異なります。
成績評価は、業務成績を評価するもので、営業であれば売上が業務成績になります。
職能給は、社員のモチベーション向上に一役買う可能性がありますが、能力を判断する難しさから、結果として年功制度と同じになってしまう可能性もあるといわれています。

    • 職務等級制度

職務給とは、社員個人ではなく、職務の価値をあらかじめ評価して等級を定めておき、その等級に従って給与額を決定する仕組みです。
メリットは、労働の対価が給与額だということが明確化されること。一方、デメリットとしては職務と給与が結びつくことにより、自分の仕事以外の職務に消極的になる恐れがあることなどが考えられます。

    • 年俸制・業績連動型賞与

年防制や業績連動型賞与は、共に個人の評価や会社の業績によって給与が変わる仕組みです。スポーツ選手を想像するとわかりやすいですね。
社員の評価が期ごとにわかりやすく提示される点が特徴です。また、会社の業績によっても変動するため、人件費のふくれあがり自体を防げるという会社側のメリットもあります。ただし、その一方で、会社側の都合で人件費を抑えることもできてしまう制度であるため、導入する際は丁寧な人事評価が必要不可欠だといえるでしょう。

給与制度の作り方

給与明細をじっくりと見たことがある方ならば、給与が「基本給」と「諸手当」に分かれることをご存知でしょう。その他、時間外手当や深夜手当、賞与など、給与にはさまざまなものがあります。また、「基本給」と「諸手当」もそれぞれ内訳が分かれています。
報酬制度では社員に対して会社からのメッセージを伝えることが可能です。
ここでは、各項目の内容と、その項目に込められる会社から社員へのメッセージを紹介します。

<基本給>

●年齢給、勤続給
年齢や勤続年数に応じて支払われる給与です。「長く働いてください」というメッセージが込められます。
●職能給
職務の遂行能力に応じて支払われます。「より一層能力を磨いてほしい」というのがメッセージになります。
●職務給
担当する職務に応じて支払われます。「より難しい仕事ができるようになってほしい」というメッセージです。
●役割給
役割に応じて支払われます。「期待されている役割で存分に力を発揮してほしい」というメッセージです。
●役職給
役職に応じて支払われます。「出世やマネジメントへの期待」というのがメッセージです。
●業績給
業績の大小に応じて支払われます。「業績向上における評価や励まし」というメッセージが含まれています。

<諸手当>

  • 住宅手当:一定条件により支払われる
  • 家族手当:家族人数に応じて支払われる
  • 営業手当:外回り社員に対して支払われる
  • 資格手当:資格者への手当
  • 地域手当:居住地域の物価に合わせて支払われる
  • 皆勤手当:皆勤時に支払われる

手当には、社員が安心して働けるように、また普段の仕事への労いが込められています。

自社に合った特徴を持つ給与制度を採用しよう

給与制度には、絶対的な正解があるわけではありません。近年、ネガティブイメージがついている年功制度も、会社によっては適している制度である可能性があるのです。
給与制度を決める際は、さまざまな制度の特徴を押さえたうえで、どの制度が自社にマッチするか見極めることが重要です。

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