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リテンションマネジメントには離職防止の他にどんなメリットがある?

優秀な人材の外部流出を防ぐための施策として注目されている「リテンションマネジメント」は、会社にどんなメリットをもたらすのでしょう。労働人口の減少が大問題となっている今だからこそ、リテンションの有効性をしっかりと知っておきましょう。

離職率が高い会社は採用コストで大損をする

少子高齢化による労働人口の不足は、現代日本における非常に大きな社会問題です。新卒・中途ともに採用競争は激化していますし、優秀な人材ほど好条件を求めて他社に転職してしまう可能性も高いため、人材の外部流出を防ぐ「リテンションマネジメント」に注目が集まっています。

離職者が出れば、会社が人員補充を行うことになるでしょう。そのためには、求人広告費、紹介会社への手数料、教育費などの採用コストがかかります。引き継ぎの間には業務のスピードがダウンしますし、教育担当者が本業から手を離すことも考えられるため、生産性が落ちる恐れもあるでしょう。

離職率が高い会社は、欠員の補充を繰り返すことによって相当な損失を出しているといえます。また離職者による他社への機密漏えいや、既存顧客の流出などが起こる可能性もあります。

逆説的になりますが、離職者を出さず、上記のようなロスが発生させないことこそが、会社にとっての最大のメリットです。社員が身につけたスキルやノウハウを社内に蓄積することで、既存の業務が進化・発展していく可能性も出てきます。

また、離職者が出るリスクがなければ、会社は長期的なプロジェクトに取り組みやすくなります。新事業への参入や、新たな産業の創出といったチャレンジもできるようになるでしょう。

リテンションマネジメントは会社と社員のメリットに直結する

リテンションマネジメントにより、社員の離職を防ぐことは、そのまま会社に対する社員満足度や帰属意識、生産性向上などにつながります。

リテンションの代表的な施策としてあげられる、好ましい企業風土の醸成、労働環境の整備、ワークライフバランスを重視した労働条件、キャリア形成のサポート体制などは、いずれも社員のみならず会社にメリットをもたらしてくれるものばかりです。

<好ましい企業風土の醸成>
コミュニケーションが活発で風通しのいい社内環境や、部署間の壁を取り払うことによる作業効率化などを実現させることで、社内の一体感や会社への帰属意識が高まります。居心地の良さや、心理的安全性にもつながります。

<労働環境の整備>
設備の充実、安全管理、衛生管理など、働きやすい環境を整備することで仕事への意欲が上がり生産性アップが望めます。また会社の組織上の問題や、人間関係などもクリアになれば、離職率の低下だけでなくモチベーションアップも期待できるでしょう。

<ワークライフバランスを重視した労働条件>
仕事のやりがいや充実度、就業時間、残業、休暇、賃金などの条件をバランスよく整える取り組みも、離職率に関係する問題であると同時に、仕事に向き合う姿勢にも影響が及ぶため見逃せないポイントです。

<キャリア形成のサポート体制>
目標設定とフィードバックや、研修、セミナーなど、社員の成長を促す施策は、長期で働くビジョンにつながることからリテンションに効果的であり、同時に、身につけた知識やスキルを社内で生かし、成果につなげていくという意味でも重要です。

リテンションマネジメントによる社員側の恩恵は、金銭的報酬と、非金銭的報酬に分けられます。賃金、インセンティブ、福利厚生などが金銭的報酬となりますが、高収入でもワークライフバランスが悪ければ転職を考える社員がいることからも、「金銭的報酬が充実しているだけではあまり意味がない」とおわかりいただけるのではないでしょうか。

リテンションマネジメントを行う際には、社員に合った施策をバランスよく採用し、離職率を下げることを重視してください。

離職しそうな社員の引き留めも会社に利益に

他にも、社員に権限を委譲してモチベーションアップを図り離職率を下げる、というリテンションマネジメントもあります。裁量や権限を得た社員が、周囲からの信頼に応えようとする言動を取ることで、活力や成果が会社にもたらされることも大いなるメリットだといえるでしょう。

転職を決意した人を引きとめるアクションも、リテンションマネジメントの一策だと言えます。発言頻度が減り、ネガティブな雰囲気を漂わせている社員に働きかけて、モチベーション低下を防ぐことは、生産性の維持につながるでしょう。

そしてもちろん、離職を引きとめることができれば、人員補充のためのコストを抑えることになるわけですから、そこにもメリットが生じています。ただし、引き留めを行う時には詮索し過ぎないように注意が必要です。根掘り葉掘り事情を聞きすぎた結果、会社側の意図に反して離職の意思を強めてしまいかねません。

まとめ

リテンションマネジメントは人材の流出を防ぐ施策全般を指す言葉ではありますが、その具体策は、働きやすい環境を社員に提供し、成長ややりがいを実感してもらうためのメソッドに他なりません。それゆえに、人材活用や従業員満足度向上によってもたらされるメリットと完全にリンクしています。

人材流出を防ぐことが、そのまま会社の活性化につながっているからこそ、リテンションマネジメントは現代のビジネスシーンで重要視されているのです。

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