MotifyHR

オンボーディング

離職率を下げる、上司と部下の3つのコミュニケーション

入社3年以内に離職してしまう新卒社員の割合は、全体の3割に達するというデータがあります。離職理由の中では、上司とのコミュニケーションが最大の問題としてあげられています。では、上司は新入社員とどんな関係を築いていけばいいのでしょうか。

社内コミュニケーションの問題はあらゆる局面に波及する

唐突に会社を辞めてしまう従業員も、上司の説得で一度は離職を思いとどまったが結局辞めてしまう従業員も、辞職を決心するまでに日々の悩みが積み重なっていたと言えます。仕事上の悩みや不満を相談できる相手が近くにいれば、ストレスを発散できたかもしれませんが、辞められてしまってからでは後の祭りです。

HR総研の調査によると、約8割の企業が自社の社内コミュニケーションに問題があると感じているとの結果が出ています。問題意識はあるものの、思うように解決できていないというのが昨今の現実です。

コミュニケーションの問題が解決しないのは、企業のIT化が一つの原因になっています。効率化を求め、記録にも残りやすいことから、メールやチャット機能などを使って仕事を進めてきた結果、人間同士の血の通ったコミュニケーションが格段に減ってしまったのです。コミュニケーションツールが発展した結果、コミュニケーション不足が生じるというなんとも皮肉な現状が生まれてしまいました。

コミュニケーションが停滞し、相手の人となりが分からない状態では、どんな伝え方をすればいいのかに悩み、コミュニケーションのスピードが停滞していきます。また、情報が十分に行き渡らなくなるため、問題発生時に解決策を見つけられなくなり、革新的なアイデアも生まれにくくなってしまいます。

一体感や帰属意識も生まれず、従業員同士で会社に貢献しようという意欲もわかなくなって、仕事へのやりがいも薄れていきます。

会話・討論・対話、3つのコミュニケーションを使い分ける

上司は新入社員といかにコミュニケーションを図っていけばいいのでしょうか。上司と新入社員の関係に限らず、社内で必要とされるコミュニケーションには、会話・討論・対話の3種類があります。まずはその違いについて確かめていきましょう。

<会話>
日常的な、とりとめのない気軽なおしゃべりのことです。特別なルールはなく、結論を出す必要もありません。上司との会話を通じて、新入社員は存在を認められた感覚を味わい、従業員同士の仲間意識や一体感にも好影響が及んでいきます。

<討論>
お互いの意見を出し合って、正しい結論にたどりつくのが目的です。自説の正しさを主張する発言がメインとなるため、相手を正すスタンスも必要になります。一方的な意見の押し付けにならないようにするのがコツで、建設的な態度が求められます。また、自分の主張を通す際には、無理にではなく、相手側が納得できることも大切です。

<対話>
お互いの価値観を打ち明けて認め合うために行います。相手からの評価を受け入れ、反論を控えるのが対話を成立させる秘訣です。互いに認め合うなかで新たな気づきを得られるため視野が広がり、問題解決のための選択肢も増えます。

海外に比べて、日本の企業には対話が足りないといわれています。そして、上司と新入社員のコミュニケーションで最重要とされるのが、他ならぬ対話なのです。年齢、経験、立場などが違う者同士だからこそ、対話によって価値観を認め合い、お互いにとっての理想的な仕事のやり方を模索していかなければなりません。

そうした観点に立つと、新入社員に対して「見て覚えろ」「口答えせずにやってみろ」「一人前になるまでは我慢しろ」と発言する上司が、いかに新入社員を追い詰めているかがお分かりいただけるでしょう。上司の言動に納得できず、不満が募り、まさに離職へ一直線です。

コミュニケーションの質を高めるために、上司は率先して行動を!

文社内のコミュニケ―ションを活性化させるには、上司からアクションを起こすのが得策です。新入社員や後輩側が、率先してフランクなムードをつくり出すのは簡単でないのは、自身の若手時代を思い返してもらえれば分かるはずです。

もっとも大事とされる対話や、仕事を進めるうえで避けられない討論などで、何でも言いやすい雰囲気をつくるためには、日頃の会話が重要です。オンとオフのメリハリが大事ですが、ふとしたタイミングで仕事以外の会話ができる間柄になれれば、コミュニケーションの質も向上していくでしょう。趣味や出身地など、共通の話題がないか探ってみるのもいいでしょう。

会社側がイベントやレクリエーションを企画して、上司と新入社員の交流を促すのも有効です。会社による費用負担で行われる部署ごとのランチイベントや、メンバーを入れ替えてのシャッフルランチなども、上司がその場を取り仕切り新入社員をなじませることができる企画として知られています。

まとめ

離職の相談を受けた上司が、従業員を引き止められる割合は24%とのデータがあります。概算で4人あたり3人がそのまま離職している計算です。上司の交渉スキルを磨いて離職率を下げる方法も悪くはありませんが、まずは社内コミュニケーションの問題を解決し、離職を希望する従業員を減らす方が効率的です。
日頃の会話で上司と新入社員が関係を築き、対話を重ねながら「長く働きたくなる会社」をつくっていきましょう。


人事、HRに関するお役立ちレポート無料ダウンロードはこちら

この記事もオススメ!

一覧へ

オンボーディング Onboarding 「新卒社員」や「中途社員」が辞めない仕組みづくり

『オンボーディング』とは、新入社員をスムーズに社内に溶け込ませ、パフォーマンスを上げさせるための一連の仕組みづくりを言います。
この冊子ではHR先進国であるアメリカ企業の事例も踏まえ、人材育成のための最新のメソッドを解説。
オンボーディングの具体的な取り組み方をご紹介しています。

ダウンロード

バナースライダー

入社サポート業務をオートメーション化 MotifyHR
特別動画 MotifyHR
在宅ワーク応援プロジェクト MotifyHR
人事評価ハンドブック ~評価制度構築&運用パッケージ~ MotifyHR
8/25開催 離れている従業員とのエンゲージを高める! HRテック活用セミナー MotifyHR
8/27開催 早期離職防止セミナー