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パフォーマンス管理

エンゲージメント向上によってもたらされる2つのメリット

エンゲージメントを向上させる取り組みは、会社に多くのメリットをもたらしてくれます。そのすべてを知れば、会社を成長させる手掛かりをつかめるかもしれません。この機会に数々のメリットを確認しておきましょう。

1.離職率を下げ人材難の克服に役立つ

会社を存続させ、成長させていくためには、言うまでもなく大きな力が必要です。しかし経営者や役員の頑張りだけでは限界があります。従業員が持てる力を結集し、理念やビジョンを共有しながら進んでいくことによって、初めて成長を見込めるでしょう。それゆえに、人材活用は会社にとっての重要課題だと言えます。

終身雇用や年功序列をベースにした人事制度が廃れ、個人の成果が重視される現代では、短期的な“目先の結果”が重視されがちです。モチベーションを瞬間的に高めて仕事をこなし、その経験を踏み台にして、今より待遇のいい会社へ転職するというのも珍しいことではありません。

従業員の離職により働き手が足りなくなると、会社は人員補充をしなければなりません。しかしながら、新人を採用し一人立ちさせるまでには100~200万円のコストがかかると言われていますし、すぐに辞めてしまう従業員が多いようでは頼れるベテランも育たたないため、頻繁な人員の出入りは好ましくないでしょう。

そこで注目されているのが、会社と従業員の結びつきや、絆、愛社精神などを表す、エンゲージメントという概念です。エンゲージメントを高めるためには、適切な目標設定、成長機会の用意、公平な評価制度、フィードバックに基づく前向きな改善策の提示などが必要だと考えられています。

一連の取り組みによってエンゲージメントが高まると、従業員は「この会社でなら自分の能力を生かせる」「ここでなら成長できる」と感じられるようになります。その結果、離職率が低下することになるのです。会社側は、従業員の離職リスクに対する不安が解消され、長期的なビジョンを描けるようになっていくでしょう。

2.エンゲージメントが上がれば業績も上がる

エンゲージメントが上がれば業績も上がる

エンゲージメントの向上が業績アップにつながることが、近年の研究で明らかになっています。会社の居心地の良さを示す従業員満足度や、長期的に持続させることが難しいモチベーションなどは、業績につながらないと分かってきているため、この点においてもエンゲージメントが特徴的な要素をもつことが分かるでしょう。

では、なぜ業績がアップするのでしょうか。

エンゲージメントが高まっていると、従業員は会社が抱える問題を「自分の成長に関わる課題」と捉えるため、自発的、積極的に解決しようと行動します。それが、製品やサービスの質の向上につながり、それを受け取った消費者の満足度がアップします。結果、リピーターが生まれ、業績が向上していくのです。

また、従業員たちの積極的な働きは、能率アップや生産性の向上をもたらしてくれます。無駄が省かれることになるためコストダウンにつながり、利益率の上昇が見込めるでしょう。業績や利益率が上がれば、おのずと会社の評判も上がります。投資家たちから注目され、株価が上昇することも考えられます。

また「会社を良くしよう」という従業員が集まれば、相互に協力する空気が生まれるのも自然なことです。従業員一人ひとりの力を結集させることができれば、絶大なエネルギーを生むことも可能になるでしょう。従業員同士の信頼関係が育まれ、些細なことでも言い合えるようになると、大きなトラブルが起こる前に問題点を指摘し合えるようになります。

エンゲージメントの高さが維持できれば、「やりがいを感じられる会社」というイメージも広まります。新卒募集や中途採用において、優秀な人材を引き付けるためのアピールポイントにもなっていくのです。

エンゲージメントを高める3つのエンゲージドライバーと阻害因子を見極める

エンゲージメントの高い会社には、会社と従業員のつながりを強める誘導因子が存在しています。この誘導因子は、エンゲージメントドライバーと呼ばれており、大きく3つに分類されています。

1.ビジョン

第一のエンゲージメントドライバーは、会社や上司によって示される「ビジョン」です。ビジョンが明確で、かつ信頼に足ることによって、従業員は安心して会社に寄りそえるようになりまます。

2.評価

第二に注目すべきなのは、会社側や上司による「評価」です。公平な基準によって、適切に評価されることで、従業員は自分の仕事に自信を持てるようになるでしょう。高まった自信の高まりは、次なる仕事への挑戦意欲となります。そして、さらなる評価を受けて自信を高めるという好循環になるのが、エンゲージメントドライバーとして理想的です。

3.仲間意識

第三は「仲間意識」です。一体感は従業員の士気を高め、帰属意識があると自尊心や責任感が生じます。周囲から認められたいという思いも、仕事の質を高めようとする理由になるでしょう。エンゲージメントを高めようとしているのに、うまくいかないとしたら、何らかの阻害因子の存在が考えられます。成長機会の不足、不完全な評価体制、価値観の不一致などといった阻害因子あると、エンゲージメントドライバーが効力を発揮しません。

まとめ

エンゲージメント向上に取り組む際は、エンゲージメントドラバイバーと阻害因子が社内でいかに作用しているかを見定めながら施策を講じていきましょう。そうすれば、エンゲージメントによってもたらされるメリットを、最大限に享受することができます。

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