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パフォーマンス管理

部下のモチベーションアップを図る目標管理とは?

自身の業務や目標を立てながら、同時に上司として部下を育て、やる気を引き出しつつ、目標達成に向けて努力させるのは至難の業です。部下のモチベーションを保ち、目標を達成させるためにはどのようにすればよいのでしょうか?

やる気を引き出す目標管理4つのポイント

部下のモチベーションアップと持続には、自分自身でやる気を出し目標を達成させることが一番。いわゆるセルフモチベーションといわれる方法が、個々のチャレンジ精神を養い、実績を生みやすいと考えられています。
1950年代に、ビジネス書「マネジメント」で知られるドラッガーが提唱した「目標管理」は、現場の士気を高めるために効果的です。
実現不可能な高い理想だけの目標を掲げても、達成できなければ逆にモチベーションを下げてしまいかねません。
ドラッガーの目標管理は、上手く管理できれば、そうした失敗を避けることができます。
もしも部下が、やるべき仕事に必要なスキルと自分の能力にギャップがあると感じたら、どうなるでしょうか。
仕事に着手する前にモチベーションが下がり、仕事能率まで下がってしまうことが予想できます。
そうならないためには、まず努力次第で乗り越えられる簡単な目標を設定することが重要。
最終的に高い目標設定をしていたとしても、一つずつコミットできれば、達成感も生まれます。
ここで注意したいのは、部下に自ら設定した目標を達成させるだけでは管理不足ということ。
上司は、面談などを通して部下と密にコミュニケーションをとり、それぞれの目標における意識の変化や取り組みについてフォローする必要があります。
手順をおさらいします。

  1. 部下に自ら目標を設定させる
  2. 目標達成までのプロセスをはっきりさせる
  3. こまめなフィードバックを欠かさない
  4. 個々の能力に見合った目標を掲げさせる

以上4つのポイントをおさえて、実行してみましょう。

中間管理職がやりがちな目標管理におけるNG

ドラッガーが掲げた目標管理のノウハウを知っていたとしても、それを上手く実行できていない管理職は多いものです。
ここでは、部下のモチベーションを上げる際に上司が気を付けるべきポイントを整理していきましょう。
まず、日頃から定着させておきたいことは、ロジカルシンキングであること。
目標管理を実行するうえで、上司としての言葉に耳を傾けてもらうには、普段からお手本となる言動を心掛ける必要があります。
さらに、ビジネスパーソンとしての基本であるPDCA(計画Plan、実行Do、評価Check、改善Act)の工程も重視します。
新人や経験不足の部下は、時にPDCAを順序よくこなせない場合もあるでしょう。
これらをしっかり部下に対して指導できるかも重要ですが、そもそも上司がこの工程を順序立てて実行できなければいけません。
加えて、部下に対して最初から共感性が低く、上司だからといって上から目線で接するのもNGです。十人十色の考えがあることを受け入れ、個人のタイプや得意不得意を見極める力をつけましょう。さらに、個々の特徴を知ったうえで、さらにチームとしての共感力を高めていくことも重要です。
部下の評価は、実行力や達成度だけでは計れません。
上司である自分がまず、部下を適材適所に配置できているかを精査し、それぞれの能力を見極めること。それが、部下のモチベーションをアップさせる第一歩となりそうです。

上司がすべき目標管理のチェックリスト

これまで、目標管理と部下のモチベーションアップに必要なポイントを整理してきました。
最後に、目標管理を実行するうえで、上司がすべきことをチェックしていきましょう。

□部下を信頼して仕事を任せる
□「部下が失敗しても責任は取る」と言える
□目標達成に対して強い意志と情熱がある
□部下から「やる気のある人」と思われている
□常に、チーム全体の動きを細かく把握できている
□一度任せた仕事には、あまり口出しをしない
□目標達成した部下に対し、正しく評価している
□部下から「助けたい」と思われるほど信頼がある

以上の項目に、あなたはいくつあてはまりますか?
部下のモチベーションアップを図るために、経営者や管理職などリーダーが率先して考え方を改善していく努力は継続的に必要です。

まとめ

近年は、組織の成長をもたらすマインドセット研修を取り入れる会社も増えています。
目標管理のノウハウを知るだけでなく、実行への意識を高めていくことも重要です。

長期的な目標設定だけでなく、仕事内容に応じて1カ月ごとなど短期間の目標設定をして、掲げた目標が適切か、現実的かなどをミーティングで確認し、軌道修正をしていきましょう。
目標管理における上司の役割は、部下が自己統制するために役立つ目標設定や、その自己統制をサポートすることなのです。

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