HR BLOG

エンゲージメント

Best-self management:unlock your teams potential(ベストセルフマネジメント:チームの可能性を解き放つ)

2019年10月1日より4日間、アメリカ・ラスベガスにて開催される世界最大級のHR Techイベント「HR Technology Conference & Expo 2019」を、弊社HR BLOG編集部が緊急視察!今回は、Shane Metcalf氏による『15Five』についてご紹介させていただきます。

『Business failures are people failures(仕事の失敗は人々の失敗)』。Shane Metcalf氏が語る『従業員の幸せ』とは?

講師プロフィール
Shane Metcalf氏は、全世界の従業員の可能性を解き放つことをビジョンに掲げ、それを引き出すためのソフトウェア『15Five』の共同設立者です。『15Five』は従業員のフィードバック、1on1ミーティング、OKR(OKRとは目標の設定・管理方法のひとつで、目標と主要な結果の略称)の管理、360度診断を行うシステムを使うことで、従業員の成果を最大限に引き出すことができるというものです。

世界的に有名なソフトウェアの評価・レビューサイト『G2 Crowd』によると、『15Five』は世界No.1のパフォーマンス管理ソフトウェアと評価されています。今では1,600社を超える企業が『15Five』を使用し、社員のパフォーマンスを最大限に引き出しています。

▼Shane Metcalf氏と写真撮影▼

Shane Metcalf氏の講演のポイントは『Business failures are people failures(仕事の失敗は人々の失敗)』です。

Shane Metcalf氏は「これまで企業の人事部は、”会社”にフォーカスしていましたが、これからは”人”にフォーカスしなければなりません。全ての従業員の幸せと会社の利益を常に考えなければいけない時代になってきます。そんな文化を作っていく必要があります」と何度も語っていました。

また、Shane Metcalf氏は、ある『興味深いデータ』を提供してくれました。

「社員の84%の人は、ただ単に会社に来ています。社員の58%は自分の上司より面識のない匿名の社員の意見を信頼しています(そのうち70%の人が上司のせいで仕事を辞めてしまいます)。79%は自分が評価されていないと感じて会社を辞めていく。そして20%は月曜日の朝に心臓発作を起こします」

心臓発作のくだりはShane Metcalf氏なりのジョークのつもりだったと思いますが、あながち笑いごとで済ませてはいけないことかもしれません。しかし従業員は200名以上在籍している『15Five』でここ8年間の退職者数はなんとたったの5名だけ。日本の企業では3年以内の退職率が約31%と言われるなか、この数字は大変素晴らしい結果であると言えます。

ではなぜ『15Five』の退職率はここまで少ないのでしょうか。

『15Five』が実践している従業員パフォーマンス管理
『ベストセルフマネジメント』とは?

『15Five』のここ8年間での退職者はたったの5名。その理由は冒頭でもお伝えした『Business failures are pepole failures(仕事の失敗は人々の失敗)』の考え方にありました。

Shane Metcalf氏は「パフォーマンスが高く成功している人は、なぜそうなっているのでしょうか?私は成功している人たちは『ベストセルフマネジメント』がしっかりできているのではと考えました。『ベストセルフマネジメント』とは、従業員の体調やパフォーマンスが『ベスト』な状態になること。この『ベスト』な状態にするために、私たち『15Five』では従業員のパフォーマンス管理を全面的にサポートしています」と語っていました。

やはり、仕事をするだけではなく、遊びやプライベートを満喫するためにも体が資本。『15Five』の『ベストセルフマネジメント』の社内文化が、従業員のパフォーマンスを最大にしているのでしょう。

『15Five』では、上司は部下に対し、下記のようなことも実践しています。

    • ストロングファインダー

→自分の強みを活かせきれているか?活かせ切れていない場合はどうすればいいのか?
目標を立てた6ヵ月後にフィードバックする

    • リフレクション、プロスファクション、イントロセプション

→自分の人生を定期的に振り返る。日常の業務から少し離れてこれまでのことを振返り、内省することの重要性を伝え、実施させる

    • エネルギーマネジメント

→エネルギーは会社の中で人から人へ広がっていく。実は相手に感謝すると、その相手だけではなく、そのやり取りを見ていた人の脳にもドーパミンが分泌され、ポジティブな感情が伝染する。『15Five』では「ありがとう!」や「いいね!」を伝える文化を作り、従業員エンゲージメントが高まったこと

以上のような試みから『15Five』では8年間で退職者5名という素晴らしい実績を上げることができました。

最後にShane Metcalf氏は、こう締めくくりました。
「『私達の仕事の報奨とは、私達が何を得られるかではなく、私達はどうなれるか』だと思います。私はこの考え方が大切で、とても好きです」

講演後には「会社の利益だけではなく、従業員の幸せを考えなければらない」と影響を受けた参加者が多くいらっしゃいました。

本日は、Shane Metcalf氏の講演内容と『15Five』についてご紹介させていただきました。
それでは次回の『「HR Technology Conference & Expo 2019」最速レポート』をお楽しみに!

一覧へ