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業績評価手法「OKR」とは?KPIやMBOと何が違うのか簡単に解説

OKRは、GoogleやFacebookなど、シリコンバレーの有名企業が取り入れていることで現在最もトレンドとなっている業績評価手法の一つです。

なぜ、今このOKRがトレンドになっているのでしょうか。そこには、日本的な慣習に基づいた経営者の評価が、だんだん企業の中で通用しなくなってきている背景があります。
企業のグローバル化などによって、これまでのような日本独自の主観性の強い人事評価は従業員から嫌われ、客観的で公平な業績評価制度が求められるようになっています。まずは、OKRの基本を学んで、日頃の業績評価手法を振り返ってみましょう。

OKRとは

OKRとは、Objectives and Key Results(目標と主要な結果)の略称で、目標の設定・管理方法の一つです。Objectives(目標)とKey Results(主要な成果)によって、高い目標を達成するための目標管理のフレームワークで、企業の目標を達成するためにそれぞれの役割を明らかにして、組織全体でコミュニケーションを活性化し、一致団結して取り組むことを目的としています。

実際に企業がOKRを運用する場合には、まず、会社としての「O」と「KR」をそれぞれ設定します。Oの部分が「何をしたいのか(目標)」だとすると、「KR」はそれを実現するために必要な成果のことです。

例えば、「売り上げ〇〇円を達成したい」という目標があった時、OKRの考え方では、 KRの部分、つまり実現しなければならない成果として、「客単価を3,000円にする」「月の来客数を500名にする」などをあげます。会社組織ではそれをどんどん下層の組織やチームに落として、同じように「OKR」を決めていきます。よってOKRのフレームワークで目標設定を考えていくと、下層の1チームの目標が会社全体の目標と直接リンクしていることになります。組織・部署・チームの各目標に細分化した上で個人の目標設定を行うので、従来の計画方法に比べて高い頻度で設定、追跡、再評価がしやすいのがメリットです。社内で目標全体の動きが把握できるように、OKRの内容をオープンにして上手に従業員に意識させることも大切です。

OKRと混同しがちなMBO、KPIとの違いは?

同じような評価の場面でよく出てくる言葉として、「MBO」や「KPI」があります。これらとOKRは一体何が違うのでしょうか。

・OKR:Objectives and Key Results(目標と主要な結果)
・MBO:Management By Objectives(目標による管理)
・KPI:Key Performance Indicator(重要業績評価指標)

OKRとMBOの違い

そもそも「MBO」とは、自らマネジメントすることで能力を向上させる仕組みのことをいい、ほとんどのケースでは個人単位で目標を設定します。従業員の能力に合わせた、個人視点での目標設定を行うのが特徴で、大きな目標から細分化してチームや個人の目標に落とし込むという意味でOKRとはそもそも考え方が異なります。
よって、OKRとMBOでは、評価を行う頻度と目標を共有する対象も異なります。

評価頻度
・OKR:4半期に1回
・MBO:半期に1回

目標を共有する対象
・OKR:部署
・MBO:個人・グループ

OKRとKPIの違い

KPIとは、日本語では「重要業績評価指標」とも言われ、主にプロジェクトの目標達成を目的として使用されます。KPIは、「目標を達成するためには何をすればよいか」を、可能な限り「定量的に」設定するのが特徴です。例えば、「Aの目標達成のために、サイトのアクセス数は〇〇件を集める」などの細かい数値設定を含んだ目標がKPIにあたります。

OKRとKPIの考え方は「目標を達成するためには何をすればよいか」という視点で似ていますが、その違いは、目標が定性的か定量的かという点と、目標の細分化されている程度だとされています。
また、KGIやKPIは部署やチームごとに独立して設定するのに対し、OKRは会社全体で設定して細分化していきます。そのため、KPIは、プロジェクトの目標達成においては、最終目標達成までのプロセスを定量的な目標でチェックし、達成度合いを測るための中間指標としても有効に活用されています。

まとめ

ここまでOKRの基本と、混同しがちなMBO、KPIの違いについて解説してきました。横文字が多くて理解しにくい部分もありますが、何も用語自体の難しさに惑わされることはありません。目標設定・管理のフレームワークを理解することで、それぞれの業績評価の中で設定される各目標を正しく理解しやすくなります。OKRの基本を理解して、適切な方法で業績評価を行ったり、チームメンバーがより目標を意識できたりするきっかけにつなげましょう。


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