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人材育成・研修

なぜ部下の成果が上がらない?仕事の目的・ゴールの上司からの正しい伝え方

上司の仕事は、部下の育成と仕事目標を達成することです。そのためには部下に仕事を任せて成功へ導き、成長を促す必要があります。仕事をクリアしていくことで部下のモチベーションが高まり、成長し、その結果が上司と部下の評価へとつながります。
部下をうまく動かし、目標に向かって仕事をしてもらうためには、「部下への伝え方」は重要なポイントになります。それでは、具体的な指示出しの方法・伝え方をご紹介します。

部下に仕事を任せる時に伝えるべきこと

上司が部下に仕事を依頼する際に、やってしまいがちなのは「やってほしい仕事」のみを伝えることです。部下からすると、何のためにやるのかという背景も、どのレベルまで求められているのかという目的もわからない状態では、納得して仕事を進められません。部下が自分の意志でレベルの高い仕事を成し遂げるように伝えるには、伝える範囲が重要です。「仕事を依頼する背景・目的」を伝えることで同じ方向性を持ってもらい、「仕事のゴール」を伝えましょう。

3パターンの指示出し、「渡す(任せる)」「振る」「投げる」の違い

先ほどもお伝えしたように、上司が部下に仕事を任せた時に部下にレベルの高い仕事を成し遂げてもらうには、上司の伝え方が重要になります。上司からの指示出しの仕方一つで、仕事の質だけでなく、部下の成長度合いも大きく異るのです。それでは、指示出しの3パターン「渡す(任せる)」「振る」「投げる」から、最適な指示出しのやりかたを紐解いてみましょう。

仕事を「投げる」

「投げる」指示出しは、仕事の内容や方法を伝えるだけの手法です。例えば、「3時までに資料をコピーしておいて」「明日のプレゼン資料を準備しておいて」などが当てはまります。これは相手に仕事の目的や意義が伝わらず、自分自身の成長とつながっているとは伝わらないため、部下からすると「上司に言われたからやる」という仕事になってしまいがちです。

仕事を「振る」

「振る」指示出しは、仕事の内容や、詳細な方法だけではなく、その仕事のゴールまでを伝える手法です。部下に仕事のゴールを考えさせるというやり方もありますが、そもそも上司と部下の仕事のゴールがずれてしまうと二度手間になってしまう可能性があります。時間がかかってしまいますので、時間に余裕がある時に限られます。

仕事を「渡す」

「渡す」指示出しはこの3パターンの中で最も相手に伝わる方法です。仕事の内容や方法、ゴールだけでなく、仕事の目的や背景など、「部下にとってこの仕事をする意義」が何なのかも明確に伝えます。そうすることで上司と部下とのギャップは最小限に抑えられ、モチベーションを高く保って自ら仕事に取り掛かります。重要なことは、その仕事を通じて「部下がどう具体的に成長できるか」を伝えることです。

伝える力を身に付ける

伝える方法や、指示出しパターンについてお伝えしてきました。上司の仕事は部下を動かして成長させ、一緒に結果を出していくこと。伝える力がないために、部下の仕事レベルも低くなり、結果「まだこの仕事を任せるのは早い」「彼はやる気がない」と結論づけてしまうのは大変な損失です。

正しくて適切な伝達の方法を探るヒントとして、「伝達逓減の法則」というものがあります。
これによると、伝えたい内容×伝える人のアウトプットスキル×聞く側のインプットスキル=聞く側の理解度とされています。

つまり、伝える力聞く力が少なければ少ないほど、理解度が下がるということ。きちんと部下に仕事を「渡す」ためには、①部下の裁量②部下の責任範囲③期限④優先順位⑤仕事の目的や背景⑥仕事に求めるレベル⑦部下に求める姿勢などを具体的に伝えきる必要があります。

この際気を付けなければいけないのは、仕事を「渡す」行為そのものだけに注力しないことです。日ごろからコミュニケーションを取ることで、部下を信頼し、部下も上司を信頼している状態を築いておかなければいけません。仕事を渡す時だけコミュニケーションを取っていては、部下の働く意欲がわくはずもがありません。「この上司の元で働きたい」と思ってもらえるような信頼関係を日ごろから築いておきましょう。

忙しいからこそ一人で仕事を抱え込むのではなく、伝える力を身につけて部下に仕事を任せ、部下の成長を促し、チームの成長につなげていくことが重要です。

まとめ

仕事を「渡す」姿勢が大事、「正しく」渡せるように日頃のコミュニケーションを
上司から見て部下に「伝えたつもり」でも、実際に伝わっていなければ成功へとつながるわけがありません。任せる仕事の背景や目標、目的、部下に期待している成長など、5W1Hを意識して伝えるようにしましょう。お伝えしてきた手法を取り入れることで、伝える精度は上がることでしょう。ぜひ意識してみてください。

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