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部下を育てられる上司の「質問力」とは?面談時で必要なスキルを身に付けよう!

円滑に仕事を進めていくには、部下との信頼関係やコミュニケーションが大切です。そのために重要なのが「会話」です。

会話は、大きく分けて「伝える」「受け取る」の2種類に分けられ、さらに「言語コミュニケーション」「非言語的コミュニケーション」「聴くこと」「読み取ること」と細分化されます。

この記事では、部下との面談において上司として身に付けておきたいスキル「聴くこと」にフォーカスします。聴くことは誰でもできるようでいて、実は奥が深いもの。聴くための「質問力」を鍛え、部下との信頼関係をさらに深めましょう。

「質問力」とは?すぐれた質問が脳を活性化させる

「質問力」とは、質問を投げかけることで、相手に情報や気づきを与え、行動を引き出す力のこと。質の良い質問により得られるメリットは質問された側にのみあるように思うかもしれませんが、実は質問をした側にもいい影響があるのです。

そもそも、なぜ質問が双方にいい影響を与えるのでしょうか。その答えは、私たちの脳にあります。私たちがふだん認識しているのは、氷山の一角に過ぎないといった例えを耳にしたことはないでしょうか。

脳はあまりにも膨大な情報を扱っているため、どの情報を認識させるべきかを常に取捨選択しているのです。

質問は、脳みそに刺激を与えます。質問に対して答えを考えることで、これまで深く眠っていた情報が認識されうるのです。適切な質問は、以下の効果をもたらします。

  • 知っている事実・記憶を引き出す
  • 常識や固定観念を転換させる

上司が部下に対して良い質問ができるようになれば、部下との関係性が良好になるだけではなく、部下の主体性を高め、行動や思考の幅を広げるといったメリットを受けられます。部下自身のためになるのはもちろん、上司にとっても喜ばしいことなのではないでしょうか。

質問力を向上させるためのトレーニング方法とは

では、どのようにすれば質問力を高められるのでしょうか。質問力がどういったものを指すのかを理解することにヒントがあります。斎藤孝氏の著書「質問力」(2003年、筑摩書房)では、質問力は「良い質問とは具体的であり、本質的である」と定義づけられています。

「具体的」な内容は質問に容易に盛り込めるでしょう。数字や期間を指定することで、質問内容に具体性を持たせられるからです。

「20代の頃」「1番大切にしていること」「3つあげてほしい」と言えば、一気に具体的になりますよね。

一方、「本質的」な質問をするには、専門領域や立場、文脈や趣旨を考えてすることが大切です。たとえば、「影響を受けた本」や「この分野に興味を抱いた原点」など。

「具体性」と「本質性」とを合わせた質問を続けていけば、徐々に部下の本質に近づけるでしょう。

なお、上司が部下にしてしまいがちな質問のうち、代表的なNG例は、「最近どう?」です。この質問には何の具体性もないため、答えに困ります。「どうって言われても、まあ、ぼちぼちです」といったように、社交辞令で終わってしまうやり取りにしかならないでしょう。

「こういう話を聴いているけれど、どうなの?」というように、具体的な話題を盛り込みましょう。

面談を行う際は、部下へのフィードバックを上司が行うのと同様、部下からも質問の仕方に対してフィードバックをもらうことがおすすめです。

オープンクエスチョンを活用して部下に考えさせる習慣を身に付けさせよう

質問の仕方によって、部下に自ら考えさせることができます。質問に答えようと思考を深堀することで、部下自身に気づきを与えられるでしょう。

質問には「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」の2種類があり、思考を促すのはオープンクエスチョンです。オープンクエスチョンは「拡大質問」とも呼ばれ、答えが固定化されていない質問となります。

「どのようなビジョンを抱いている?」
「どうすれば同じ失敗をせずに済むだろう」
「売上が伸び悩んでいるのはなぜだろう」

など、オープンクエスチョンは「What(なぜ)」「Why(なぜ)」「How(どうやって)」を答えに置いた質問です。簡単に答えられないため、部下は自然と思考を働かせる必要があります。

一方、クローズドクエスチョンは「はい」「いいえ」の2択で答えられる質問のこと。こちらは、それほど頭を使わずに答えられてしまうため、部下への質問にはオープンクエスチョンを積極的に取り入れていきたいものです。

質問力を高めて信頼関係構築につなげよう

質問力を高めて面談に臨むことで、部下と上司との信頼関係がより強固になったり、これまで引き出せなかった部下の本音を知ることができたりするでしょう。「聴いてくれる」と感じさせる姿勢は、部下のモチベーションの向上にもつながるはずです。

信頼関係は組織のチームワークにとっても重要なもの。質問力を磨くべく、ぜひトレーニングを行ってみてくださいね。

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