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人材育成

ビジネスリーダーを担うために、中堅社員に必要となる資質・スキルとは

中堅社員になるにつれて求められる「リーダーシップ」。
「リーダーシップは生まれ持った特別な才能ではないか?」と思い込んでいる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、仕事で求められるリーダーシップとは、考えや訓練によって身につけられる技術です。リーダーとして生まれるのではなく、自らの努力によってリーダーになっていくのです。
この記事では、ビジネスリーダーに必要な資質とスキルをご紹介します。

リーダーに必要な資質

リーダーシップ論の世界的権威であり、『リーダーになる』などの著書で知られるアメリカの経営学者ウォレン・ベニスは、リーダーにとって特に重要な資質として以下をあげています。

「他者が共感できる意義を見出し、周囲を巻き込む能力」
→ビジョンを持つだけでなく、他者を説得してそのビジョンを共有させることができる、いわゆる『共感能力』が備わっていること。
「自分を明確に表現できる」
→目的や自信、自意識など定義することが難しいとされている自己表現の能力に長けていること。
「誠実さ」
→の中に明確な倫理基準を持っていて、人格者であること。
「適応力」
→絶え間ない変化にもすばやく、理性的に対処できること。

上記の資質から、リーダーに必要なことは自分の長所や短所を正確に把握し、長所の伸ばし方や短所の改善方法を客観的に検討できることです。加えて、自分が求めているものを得るために、周りの同意と協力を得る方法も掌握していることと言えるのではないでしょうか。
もちろん、組織の中でチームが成果を上げるためには、その資質を生かす『スキル』=『行動』が必要となってきます。では、リーダーシップに必要なスキルとはどういうものでしょう。

リーダー候補である人材が身につけるべきスキルとは

イギリスの著名なリーダーシップ研究者であるジョン・アデアは、リーダーが身につけるべき「7つのリーダーシップの実践行動」として、リーダーが働きかける行為・行動を提唱しています。

  1. タスクを明確にする~仕事の目的と目標をはっきりさせる
  2. 計画する~目標を達成する方法を検討する
  3. 統制する~組織をコントロールし、仕事を実行する
  4. 評価する~チームや個人の成果・実力を正しく評価する
  5. 支援する~問題がある場合は、必要な情報収集と資源配分をする
  6. 動機付けする~意欲を高めるための工夫をする
  7. 模範となる~常に手本となる行動をし、部下を引っ張る

アデアは上記の行為・行動を能力向上のために絶えず行い、磨きをかけるべきだと教えています。冒頭でお伝えしたとおり、リーダーシップとは先天的なものではなく、学び、実践し、身につけていくものなのです。つまり、個人差はありますが、誰もが後天的に習得できるものなのです。

一朝一夕では身につかないのが「リーダーシップ」

これまでお伝えしたように、リーダーシップとは技術として身につけられるものとわかりました。とはいえ、部下ができたときや管理職になったとき、すぐに身につく能力ではありません。だからこそ、若い頃から「どうしたら優れたリーダーに成長できるのか」を常に意識しながら行動することが重要なのです。
そして、中堅社員や幹部候補となったときには、磨いてきたリーダーシップを発揮してより広い視野で仕事を見つめ、仕事を遂行するために人やチームを動かし、業務上発生する問題や不確実要素にスムーズに対応していきましょう。
一朝一夕では身につかないのが「リーダーシップ」です。磨き上げてきた資質とスキルをフルに活用すれば、必ず成果が出るのではないでしょうか。

まとめ

リーダーとしての資質やスキルは後付けで身につけていくためにも、会社側はリーダーになり得る人材を育成する取り組みを行うことが重要となります。中堅社員が成長するためのチャレンジの創出や必要スキルを身につけられる研修の開催など、積極的な教育の支援を導入していくことが大切です。

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